最初は、どんな道具がどこにあり、それぞれの建物・部屋はなんと呼ぶのか・・・から始まります。
これは、前職のセブン−イレブンで店長だった時と全く同じです。
自己紹介をする時、最初に名前を述べるのと同様で、新人に何かを教える時、
「これからやる作業は、○○と呼んでいます。」
「このパーツは××と呼ばれています。」
など、冒頭は「名前」に関わる説明を、文章として書かれているものを読んでいるかのごとく、はっきりした感じで話すようにしています。
数ヶ月ほどでも経験を積んだアルバイトから見ると何でもないような内容なんですが、これを改めて話すという行為は、教える側としても案外重要な鍛錬になります。
さらに、新人が初めて触れるような仕事を教える段階から、その新人が別の(まだ見ぬ)新人を教えることを想定した指導を行います。
つまり、「その仕事はどうやるのか」と、「その仕事はどうやらせるのか」を、白紙のレベルから同時進行で習得させるのです。
「仕事をやってもらうための技術」は、「仕事をするための技術」の延長では習得できません。
4年制大学のアルバイトが経験を積み始めてから卒業するまでの期間は、平均すれば2年前後です。
この、わずかな期間のうち、だいたい半分は、自分よりも経験の浅い別のアルバイトが在籍しているとみなすことができます。
仕事を教える後輩ができてから「教える技術」を学び始めても、先輩の側には、もはやそんな時間は残されていないわけです。
仕事を「する」技術と「させる」技術が別である以上、仕事を「する」技術を習得しているかいないかに関わらず、仕事を「させる」技術を学ぶことができるはずです。
これからの課題は、在籍するアルバイト同士が普段からコミュニケーションを密にすること・・・。

